紙漉きと電子工作

日記

新しい環境でのデザイン教育が本格的に始まりました。本日は2年生ととも丸一日を過ごしたのですが、そこで面白いなーと思ったのが学ぶ領域の幅広さです。今日立ち会ったのは「造形演習」と「メディアデザイン演習」なのですが、端的に言うと、午前中は紙漉き、午後から電子工作。なのです。しかもそれが分断されずにある程度地続きになっている。

紙漉きは、地元の白紙和紙の職人さんとFabLab仙台の方を招いたものでした。デジタルでデザインした型と伝統的な技術の組み合わせ。自然の中にある素材が、道具と人の手によって、鮮やかに紙に変容していく。まさに造形の最も原理的な側面に立ち会うのです。そこで学生たちは実際に紙漉きのプロセスを一通り体験していました。

電子工作は、Arduinoを用いて電子回路を組み立て、プログラミングで制御するというものでした。アルゴリズムだけでなく、半田ごてや組み立てといった物理的な作業、そしてそれらを用いてデザインを実現する。最終的には光と音と動きを活用したインタラクションの設計につなげていきます。今、デザインの分野でとても重要な領域です。

学生は午前中と午後のギャップに戸惑いながらも、そこに一つのつながりを見出しているような印象があります。例えばセンサー制御で反応する照明悪品の制作に、紙漉きで作ったランプシェードを組み合わせるなど、二つの演習の成果を一体化させて課題を作っている学生もいました。

ローカルにしかない技と、汎用的にグローバル化されたテクノロジーの接続。この組み合わせには大きな可能性があるはず! ということを感じた1日でした。

Related Posts

No results found

メニュー