Unreal Engine入門(1) はじめの一歩

UnrealEngine

概要

第1回目の目標はUnreal Engineを起動し、簡単なサンプルシーンを改造しながら使い方に慣れることです。Unreal Engineのチュートリアルは3Dキャラクターがリアルに動き回るものが多いので、ちょっと物足りないと感じるかもしれません。しかし、サンプルファイルには最小限の要素しか含めていませんので、原理が学びやすいのではないかと思います。

1.ダウンロードとインストール
2.サンプルファイルのダウンロード
3.エディターの設定
4.まずは動かしてみよう
5.改造してみよう
6.ブループリントに触れる
7.ブループリント改造

1.ダウンロードとインストール(バージョン4.21.2)

まずは公式サイトからアプリをダウンロードしましょう。アカウントを作成してEpic Game Launcherをインストールします。https://www.unrealengine.com/ja/

Epic Game Launcherのライブラリタブではエディター(Engine)のバージョンを複数インストールして管理が可能です。今回のチュートリアルではバージョン4.21.2を使用して解説をしていきます。

2.サンプルファイルのダウンロード

ページ冒頭の概要欄からサンプルファイルダウンロードして、zipファイルを解凍してください。フォルダの中には「MotionProject.uproject」というファイルがありますので、早速ダブルクリックして開きましょう。アンリアルエディタ4.21.2が起動すれば成功です。

Unreal Engineは起動に様々な処理を行っているようで、比較的時間がかかる印象です。よく初期化中の処理パーセント表示がピタッと止まることがあるのですが、大抵の場合処理は継続されいますので、慌てずしばらく待ちましょう。すると下図のような画面が表示されます。

3.エディターの設定

英語表記が苦手な方はエディタの表記を日本語化してみましょう。下記からエディターの設定画面を表示させて設定することができます。しかし海外のチュートリアルなどでは英語表記のものが多いので、英語のまま作業を進めるのもおすすめです。

[Mac] Unreal Editor > Preferences…

[Windows] Edit > Editor Prefernces…

エディタ環境設定画面(Mac・Windows共通)

Region & Languageの項目を選択し、Internationalizationの項目を下記のように設定します。ここでポイントは3つのチェックボックスはOFFにしておくことです。ここがONだと後々のプログラミングの際に、必要以上に日本語化されてしまって、逆に混乱してしまいます。

4.まずは動かしてみよう

エディターには数多くの機能があり、覚えることがたくさんあるのですが、まずは動かしてみましょう。下のムービーを参考に「プレイ」ボタンを押してみください。ビューポート内の画像が左右に回転すると思います。このプレイボタンは作成したデータを実行するもので、一時停止するまで実行モードが継続します。

5.改造してみよう

サンプルファイルではカメラや背景の設定を「Default_Setting」と名付けたアクター内で行なっています。これは筆者が汎用的に使用できるように作成したブルーブリントアクタークラスです。詳細な説明は続編以降のチュートリアルで行いますので、ここはまず背景色を変更してみましょう。アウトライナからDefault_Settingを選択して、詳細パネルからBGを選択し、Fog Inscattering Colorを変更してみてください。

さらに画像のサイズを変更してみましょう。この画像は3Dメッシューデータの一つで筆者が作成してインポートしたものです。こうした静的なメッシュをUEではスタティックメッシュと呼びます。アウトライナからStaticMesh_Planeを選択して、詳細パネルのトランスフォームで拡大縮小のパラメーターを変更してみてください。

6.ブループリントに触れる

今度は動きを変更してみましょう。Unreal Engineではモーションを実現するために様々な方法がありますが、ブループリントと呼ばれるビジュアルフロープログラミングが主流となっています。このチュートリアルではレベルブループリントを使用してスタティックメッシュを回転させています。

それでは、さっそくブループリントがどのように構成されているのか確認してみましょう。ブループリントメニューから「レベルブループリントを開く」を選択してください。

これがブループリントの画面です。これまで何らしかのビジュアルフロープログラミングを体験したことがある方は、何となく理解できるのではないでしょうか。機能を持ったノードがワイヤーによって接続されネットワークが構築されています。筆者はApple社のQuartz ComposerやMaxon社のCinema4D(Xpresso)で体験済みだったので、すんなりと理解することができました。

それぞれのノードがどのような機能になっているのか、コメントを作成しましたので、画像を大きくして確認してみてください。大まかにどんな処理が実行されているのかが分かるかと思います。

7.ブループリント改造

ここでブループリントを改造してみましょう。ノードを追加して左右に動くようにし、回転の角度も強くしてみます。ノードからワイヤーをドラッグして引き伸ばし、関連するノードを追加していくという作業プロセスになります。

改造後のブループリントのネットワークは下図のようになります。実行して問題がなければ、最初に紹介したムービーのような動きなることでしょう。

8.まとめ

これでこのチュートリアルは終了です。細かい部分の説明をほとんどしていませんので、学びとしてはまずはUnreal Engineを触ってみたという程度にとどまっているとは思います。しかしこの第一歩が大きな可能性につながる。ということもあるかもしれません。Unreal Engineが実現できることは多様で幅広いからです。

次回はこのサンプルファイルがどのように構成されているかを説明しながら、Unreal Engineのデータ構成について理解を深めていきたいと思います。

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