Unreal Engine入門(6) Cinema4Dとの連携

UnrealEngine

Unreal Engine 4.23ではDataSmithと呼ばれるインポートツールがバージョンアップされ、Cinema4Dにも対応が始まりました。今回はこの機能を使ってCinema4DからUnreal Engine4へアニメーションをインポートする方法を紹介します。Mographにも対応可能ですので、リアルタイムモーショングラフィックスを手軽に実現できる強力な機能ではないかと思います!

1.Cinema4Dでシーン作成

まずCinema4Dでアニメーションを作成します。今回の作例としてはカメラはキーフレーム。テキストはMographのMotextと簡易エフェクタ。背景はClonerとランダムエフェクトを使用したアニメーションを準備しました。

2.Cinema4Dの保存形式の変更

Cinema4Dのファイル保存形式を設定を次のように変更します。内部的にはポリゴンやアニメーションがベイクされた状態になっているようですので、ファイル容量が大きくなりますので注意してください。必要がなくなったらこの設定は戻しておくのが良いと思います。

汎用変換用(Melange)にポリゴンを保存 → ON
汎用変換用にアニメーションを保存 → ON

3.Unreal EngineへDataSmithのインストール

Epic Game Launcherを起動して、UnrealEngineにDataSmithをインストールしましょう。詳しい方法は公式チュートリアルに記載されてありますので参考にしてください。なおUnrealEngineのバージョンは4.23以降が必要になります。

4.UnrealEngine4にてインポート

ビューポートの上部にあるツールバーから「DataSmith → Cinema4D」を選択します。最新版のDataSmithがインストールされているとCinema4Dのアイコンが表示されているはずです。C4Dファイルを指定してインポートします。

アニメーションはレベルシーケンスとしてインポートされているので、Animationフォルダからシーケンサーを開き、再生をしてみてください。Cinema4Dで作成したアニメーションが再生されるはずです。

Cinema4DのシーンデータはDataSmith Sceneというデータに変換され、メッシュやマテリアル、アニメーションなどの各種データはファイル名と同じフォルダにまとめられています。

C4Dでファイルを更新して、Unreal上でDataSmith Sceneを「再インポート」しながら作業を進めるといった手法も有効ではないかと思います。

5.Cameraの設定

最後にCinema4Dで作成したカメラのビューに切り替えます。シーケンサーパネルからカメラトラックを探し出し、カメラトラックの右側に表示されてるカメラアイコンをクリックしてハイライトしてください。(この際、Cinema4Dでカメラの名前を英語にしておくと探し出しやすくなります)

まとめ

特に難しい作業もなくあっけなくインポートができて驚かれたのではないでしょうか。私自身もここまで手軽に実現するとは想像していませんでした。

もちろんそのまま作品として完成するというのは難しいでしょう。UnrealEngine上でマテリアルやライティングなど様々な調整や最適化が必要です。しかしC4Dで大まかな動きを構成し、UE4で仕上げる。という作り方はこれまでのC4Dユーザーにとっては朗報なはずです。

これからCinema4DとUnrealEngineの連携は、モーショングラフィックスに新たなワークフローをもたらし、映像表現の幅を広げてくれることは間違いありません。DDCツールのメリットと、ゲームエンジンのメリットの両方を活用した、新しいタイプのコンテンツが生まれてくる事に期待です。

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