新・宮城の将来ビジョン 表紙デザイン
宮城県との共同デザインプロジェクト
共同研究: 宮城県庁 震災復興政策課
実施: 宮城大学
2021

協力

宮城県の2021 年度から10年間に及ぶ、県政運営の基本的な指針をまとめた「新・宮城の将来ビジョン」。この表紙デザイン案を、宮城大学の鹿野研究室の学生達が提案しました。宮城県庁の担当部署(震災復興政策課)とのディスカッションを定期的に重ねながらアイデアの方向性を探り、今後10年間の県政運営を想起させるビジュアルをデザインしました。

デザインコンセプト

宮城県が掲げている5本の柱とSDGsの17つのゴールをモチーフとしました。カラフルな要素が整然と並ぶ様子は、県民が多様性を認め合いながら連携し、力強く目標に向かっていく未来をイメージしています。(港 加帆)

参加学生(価値創造デザイン学類3年生)

葛⻄ 伊織
⼩関 克也
⼩林 来夢
佐藤 菜乃⾹
鈴⽊ 七奈
港 加帆
⼋巻 春⾹

アイデア発想のための理解

このデザインプロセスの中で重要だったのは、宮城県が掲げているビジョンの深い理解でした。その理解の中で見出されたのは、宮城県が直面している、産業や子育て、地域社会づくりや県土づくりなど様々な課題と、県民から求められるこれからの暮らしのあり方でした。

また、このプロジェクトは「教育」と「実践」の両方を重要視しているデザインプロセスも特徴です。依頼を受けたものを学生が単に提案するという、短絡的な地域連携にならないよう、下記の両側面を重視して進めました。

1.教育的側面

県庁のスタッフと、学生たちが何度もディスカッションする機会を設け、地域の課題を深く理解した上でアイデアを検討する

2.実践的側面

プロのグラフィックデザイナーから「自治体とデザイン」をテーマとしたレクチャーを交えながら、表現を社会実装する

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