誰でも、グラレコ、簡単に、グラレコ。
視覚の特徴を生かしたグラフィックレコーディングの提案
ファシリテーションの手法を容易にし、議論を活発化させるプロダクトの製作
赤坂捺美
宮城大学
2019 年度
グラフィックレコーディングの新しい方法を探る。 なぜなら、グラレコを知らない人や使ったことの無い人が取り組みやすくなることで、手法は広まり、社会の課題解決にファシリテーションとデザインの力が役立つと考えるからだ。 グラレコに取り組みにくい理由には知名度と難易度が考えられるが、今回は心理的な壁と技術的な壁を改善するサポートを考案する。手法としては、議論の展開時に欠かせないグラフィックをマグネット型アイコンとして機能させることである。 研究では、実際に製作したプロダクトを使用してもらいグラレコの利便性を伝え、先入観などを取り払うことができた。これから、より社会で多くの人に運用できるように工夫する。
アイデア発想プロダクト

教員からのコメント

グラフィックレコーディングをサポートするためのマグネット型アイコンの提案。研究の初期段階では、絵を描くことに躊躇してしまう人や、絵心に自信のない人でもグラフィックレコーディングを可能にすることが目的のプロダクトであった。しかし研究の中盤で、アイコン自体もホワイトボート化でき、さらにそれを動かすことができるという点に気づいたところで大きな転換となる。ホワイトボードにアニメーションや変容性の概念をもたらすことができるのである。

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