企業ロゴデザインのための分析ツール
ブランドカラーを分析する際の資料として有用なツールの開発
ファシリテーションの手法を容易にし、議論を活発化させるプロダクトの製作
佐竹葉月
宮城大学
2019 年度
ロゴとはブランドをグラフィカルにデザインしたものです。ロゴは企業や商品、アプリケーションなど、様々な分野で身近な“顔”として表現されているにもかかわらず、ロゴ自体に込められている情報はシンプルで少ないため、要素それぞれの効果が大きく反映されます。 その中でも他社との差別化や、愛着がわきやすく顧客が企業を覚えるきっかけであるブランドロゴに着眼し、企業の第一印象であるブランドロゴと色の心理効果との関係が大きく影響すると考え、日本企業版ブランドカラーサークルの作成と、ロゴのデザイン研究に利用できる資料のようなツールを製作することを目的としました。
UIウェブツールデータベース視覚化

教員からのコメント

日本企業のブランドカラー検証ツールの研究。社員数トップ500社のロゴマークを収集し、使用されている色と、それに付随する様々なメタ情報をリサーチしデータベース化している。このツールではそのデータベースを様々な切り口で検索し、カラーサークル状に配置できるのがポイント。そこから見えてくるのは、赤と青が圧倒的な割合で採用されているということであり、逆に紫や黄緑などが極端に使われていないことも見えてくる。また業種別にも色の傾向は変化してくることも興味深い。

MySQLでデータベース化、PHPでHTMLを構築し、Javascript(p5js)でカラーホイールを描画。バッグエンドとフロントエンド技術を組み合わせて研究の具体化を試みている。

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