教員からのコメント
ご利益からはじめる神社仏閣めぐりの旅
神社仏閣観光を支えるWEBメディアの提案
加藤みず季
宮城大学
2019 年度
近年、パワースポットブーム・御朱印ブームの影響で多くの観光客が神社仏閣を訪れるようになっています。本研究では、神社仏閣観光をする人々に向け、観光前の情報収集のためのWebサイトを提案します。このサイトでは、宮城県内250社の神社仏閣情報をまとめ、神社仏閣ごとにどのようなご利益があるか、御朱印をもらえるかなど、観光客の目線に沿った情報を掲載します。観光客が自分の目的に合わせて観光地を検索できるよう、既存サイトの人気ランキング形式の並びを廃止し、ご利益別・キーワード・エリア別の検索項目を設けています。また、具体的なユーザー像を設定し、それに合わせたロゴデザインやサイト全体のデザインを意識しました。
神社仏閣巡りのためのウェブサービスの提案。ご利益を重要視したデザインになっているのが最大のポイント。この神社にはこんなご利益もあるのか、という発見があり、通常の観光情報では得られない神社仏閣のつながりやグルーピングを見いだすことができる。今日、これだけ科学技術が進んでいたとしても、元朝参りや願掛けのような営みは欠かせない営みのままである。そう考えると利便性だけではない視点で作られるサービスやツールがいずれもっと必要になるのかもしれない。
またサービス設計をプロトタイプ段階で終わらせず、宮城県内の神社仏閣のご利益をデータベース化、MySQLとPHPで実装できており、Bootstrapを導入してレスポンシブルデザインにも対応できている。